思考の視覚化
つい先日、友人と会話している中で、仕事における悩みや思いを聞くシーンがありまして、どうやら、思考が整理できずにモヤモヤしている様子だったので、紙に書きだすことを勧めてみました。
実はかくいう私も、過去に仕事について悩んだ時期がありまして、
このままこの会社にいてもいいものなのか?
そもそも自分の人生における仕事のポジションってどんなものなのか?
などなど、モヤモヤと考えた時期がありました。
その時に読んだ本が、ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」。
この本を読んで、自分なりに考えて、整理することができ、頭のモヤモヤがある程度スッキリできたので、友人にもその方法を伝えてみました。
その方法が思考の視覚化というもので、まぁ、例えば仕事について今後どうするのか悩んでいたとします。
漠然と、「仕事は人生においてとても大事なもの」と考えていたします。
もっともらしい言葉なので、「そうだね、仕事は大切!」とわかったような気になってしまいます。
でも仕事が人生においてどう位置付けられているの?と問われると「仕事は人生で大切」だけですと答えられないかもしれません。
例えばですが、仕事は有意義な人生を過ごすための要素の一つである。
なので、仕事の事だけで決めるのではなく、他の事への影響も加味して、全体として目的である有意義な人生にプラスに働くように、仕事も考える、という方法。
こんな感じ↓
目的:有意義な人生
要素:1.仕事(仕事内容)→要素の一つ!
2.経済力(年収)
3.社会的地位(肩書、会社の知名度)
3.家族(一緒に過ごせる時間)
違う例として、仕事は全ての土台になるものであるから、優先順位は常に1番にすべきである。
↑ 有意義な人生 ↑
↑ 家 族 ↑
↑ 社会的地位 ↑
↑ 経 済 力 ↑
↑ 仕 事 ↑(ここが全ての礎!)
図にするともっとわかりやすいと思うのですが、モヤモヤしていて不明瞭なまま残されている思考の部分を書き出すことによって、自分の求めているものや言いたかったことが具体化してハッキリ見えるような気がします。
思考のステップにおいて、モヤモヤとしてきた場合は、
1.まずは、言語化する。これによって何について考えるべきかがハッキリする。
2.次に視覚化する。全体のバランスや立ち位置が具体化し、明確になる。
この順序で検証してみることで、考えが整理出来たり、図で出してみると、あれ?最も重要だと考えていたのに、目的のための要素の一つにすぎなかったのねと、考えを改めることができたり、思考をより深くより明確にすることができるかと思います。
あ、あと、目的と手段を取り違えてたりすると、この段階で気が付けます!