仕事のできるビジネスマンになる為にやるべき事

たくさんの方々と仕事をさせてもらっています.「この人スゴイ、なんて仕事ができるんだ!」と思える人もいれば、「なんだか残念だぁ」という人もお見かけします。そんな色々な人たちがいる中で、自分なりに仕事ができる人たちの共通点を洗い出してみました。皆さんの今後の仕事人生のお役にたてれば嬉しいです。

行動経済学 人間の思考の仕組み2

人間の思考には「直感型」と「熟慮型」と二つがあるという話は以前も書きましたが、面白い例があったので紹介したいと思います。

 

保育園のお迎えの遅刻は罰金で改善することができるか?

 

保育園のお迎えで時間に間に合わず遅れてくる人っていると思います。

仕事が遅くなってしまったとか、電車遅延とか致し方ない場合や、努力を怠ったから遅れてしまう場合もあると思います。

では、どうやったら遅れてくる人を減らすことができるんでしょうか?

致し方ない場合は別として、怠けたからとか時間にルーズだからとかは、改善の余地はあるでしょう。

 

ぱっと思いつて、最もシンプルで効果がありそうな解決策は「罰金」ですよね。

誰もお金なんか払いたくないから、自分で何とかできるレベルでは罰金を防ごうとキチンと時間通りにお迎えに来ることが期待できそうです。

 

本当かな?

 

これを実験した人たちがいます。

やり方は単純で遅れてきたら罰金をかける。

で、罰金導入前と導入後で遅刻者の数がどう変わるかを検証するものです。

 

結果はどうなったか?

 

罰金を導入したら、遅れてくる親が増加した。

更には、罰金制度を途中から撤廃したところ、遅れてくる親の数は元に戻らなかった。というものでした。

 

なぜこのような結果となったのか?

罰金自体が少額であったため、経済的負担にならなかったのでは?という見解もあるのは確かだが、罰金を導入することによって、親たちの考え方が「遅刻したら悪いなー、いつもほんまにすみません」という考えから「あ、なんだ、お金さえ払えば延長で見てもらえるんだ」という考えに変わってしまったことにあります。

 

この結果ってとても面白いなと思っていて、恐らくこの記事を読んでいる方の中にはマネージャーや管理者の方も少なくないと思っています。

という事は多かれ少なかれ部下を抱えながら仕事をしているわけで、その部下の管理やマネージに関してもこの話って通じるものがあると思うんですよね。

 

毎朝遅刻してくる社員をどのようにすればキチンと出社できるようにできるのか?

ダラダラ残業をする部下をどう工夫すれば、時間⇒成果へと考え方を変えることができるのか?

 

少額の罰金や軽度の罰則、もしくは叱責では、それを対価として捉えられかねないということですよね。

遅刻した分はお給料から少し引かれるだけだよね?じゃまーちょっと位いっか、眠いし。。

ちょっとの時間怒られれば済む話でしょ?下向いてしおらしくしてよっとー。。

 

これでは何の解決にもならない!!

 

「え!それなら毎朝来ますよ!っていうか一番に来ます!」

とか、

「3時間でこれ仕上げました!今日は早帰りして明日に備えます!」

 

こんなこと言わせてみたいですよねー!

どうすれば出来るか考えてみよっと!