上司の仕事は判断すること
上司の仕事のうち最も大切な仕事の一つが「判断すること」です。
できる上司は、ほとんどの場合、相談を持ち掛けると、整理をして判断ができる、もしくはアドバイスができます。
もちろん、相談をするうえで情報が不足していれば、的確な判断やアドバイスはできませんが、その場合でも、相手に判断に必要な情報を伝え、情報を入手してきた際にはきっちりと判断をしますし、もし自分より適任な人材がいる場合は、具体的に「Aの案件は〇〇さん、Bの案件は△△さんに確認」とアドバイスを出すことができます。
できない上司の場合、今までのケースでパターン分けすると。。
パターン1が「先送りにする」ですかね。
いつまでたっても、「あーでもない、こーでもない、もしこんなことになったら、、、うだうだうだ、、、」と、いっこうに判断ができない、先送り上司。。
パターン2は「部下に丸投げ」ですね。
判断を仰ぐ相談をされているのに、うだうだ言った後で判断も責任もすべてを部下になすりつける、丸投げ上司。。
では、なぜ判断が上司にとって重要なのか。
それは、上司が判断をしないと、プロジェクトが止まってしまうからです。
部下にも、できる人間もいればどんくさい人間もいますが、たいていはまともな仕事の進め方をし、判断が必要なシーンで、上司の判断を仰ぎ、仕事を進めます。
その必要な場面で、問題を解決できない、方向性を判断できない上司がいると、そのプロジェクトはそこでストップしてしまい、納期の遅れや、むりな追い込みで品質の低下にもつながってしまうのです。
そして判断できない上司は、状況の把握ができていないので、仮にプロジェクトが遅延した場合でも、その原因を突き止めることができず、次からの改善もできないことが多いのです。
逆に、上司かどうかにかかわらず、判断のできる、もしくは問題解決やアドバイスのできる人材にはには自然と相談してくる人も増えてきます。
的確なタイミングで判断のできる上司や、相談をすると先送りや責任転嫁せず、必ずアドバイスをくれる、そのような人には、他の部署からも自然と相談に来る人は増え、その状況をはたから部下たちが見ることで、
「あー、やっぱりこの人はすごいひとなんだな」
と、改めて認識できるわけなのです。
できる上司は判断ができる
上司の大切な仕事の一つは判断ができること
立場相応の判断ができるよう努力する
逃げずに判断することは真摯さの一つでしょう