部下に仕事を任せる時には解決策は頭に置いておく
部下に仕事、任せる事できてますか?
自分でやった方が早い!
品質面で信用がまだできない!
わかります、めっちゃ分かります。
心配ですよね、ほんまにちゃんとできてるのか。
イライラちちゃいますよね、なかなか出てこないと。
でも、もしマネジメントとしてやっていくのであれば、ある程度は部下に落としていかないと組織としてのパフォーマンスが上がっていかないのも事実なんですよね。
もしあなたがすごい仕事の早い人で1.5のパワーがあったとします。
部下はあなたから見ると0.5が2人で1.0が1人だとしましょう。
業務量がさほど多くない状況であれば、1.5のあなたが片付けて行った方が圧倒的に早いし確実なものが出来上がっていきます。
でも業務量が増えてくるとそうはいきません。一人に仕事が集まりすぎると回るものも回らなくなってしまいます。
部下だって各々の数値は低いものの、0.5+0.5+1.0=2.0
合わせればあなたの1.5を超えます。
そしてすべて足すと3.5!
あなた一人では1.5成果しか出せなかったものが3.5と倍以上の成果を生み出すことができるのです。
となると、一人でやるより、組織として事に当たる方がより多くの成果を生み出せることがわかると思います。
でもやっぱり、任せるのって不安ですよね。
そうなんですよ、頭ではわかってるんですけどねー。
で、任せる時にこれをやっておけば大丈夫ってやり方。
まぁ、このやり方自体任せる方に始めのほうは結構負荷がかかるんですけどね(言い訳。。)
一旦自分で仮の結論まで出しておいて、そのうえで業務を任せるのです。
それだけです。
課題やら問題ってポロポロ発生すると思うんですけど、話を聞いてみて実態を確認して整理すれば大体のものは解決すると思います。そのレベルの課題をあなたが一旦結論まで出したうえで、(それは言わずに)その課題を部下に任せるのです。
部下にとっては新しい課題や問題になるので時間はかかるでしょう、ただ経験を積むにはもってこいで、次回以降同様の問題が発生した際には、あなたが一旦整理するというフィルターを通さずに課題解決まで持って行けます。
ここで注意したいのは、初めは丸投げしない事です。
丸投げしてしまうと、課題解決がうまくいかなかったときのフォローが大変になるからです。概要の把握から実態の確認までぎりぎりになってからやり始めてしまうと、納期に間に合わないどころか正しい結論が出せないリスクやほかの業務に悪影響を及ぼすことだってあります。
必ずあなたが一旦整理したうえで業務を任せて下さい。
チームとして組織としての成果を高める、マネージャーとして大切なことです。