案件の開始直後は質より量
「では、〇〇の案件について議論したいと思います。
意見のある方はお願いします。」
「しーーーーーーーーーん・・・。。」
「えー、どなたが発言無いでしょうか?」
「(再び)しーーーーーーーーーん・・・。。」
こんなことよくありません?
これってやっぱり
「なんかいい事言ってやろう!」
とか
「かっこいい事発言して感心されたい!」
と、初っ端から品質の高い発言を意識すると、誰もが
「うっ、で、でも、大丈夫かな・・・。。」
と、詰まってしまうんですよね。
しょうがないっす。
あなたも経験上わかると思いますが、一旦誰かが話し出すと、議論っ盛り上がるんですよね、不思議なことに。
活発に意見が出るようになったらこっちのもので、方向修正をうまいことやれば、最終的に案は幾つかにまとまることになります。
この初っ端、会議の雰囲気が重いと、特に若手なんかは、なかなか言い出しづらいものかとおもので、概要を掴んでいる中堅どころが軽いジャブを放ってあげるのが良いかと。
そうすると「あ、これくらいでいいんだ」とか「あ、こういう方向性か」とかわかるので、「白紙に好きな絵を描けや」と言われるとなかなか描けないけれど、色々条件を指定してもらえるとむしろ描きやすい、そんな感じで意見もポンポンと出てくるのだと思います。
あとは会議の雰囲気ですかね。あまりにも素っ頓狂な発言は戒めるにしても、基本的には発言された意見を一旦受け止めてあげること、そういう雰囲気を作ってあげる事でしょうか。なんか、発言するたびにダメだしされまくって色々ネチネチ言われたりしたら、せっかくアイデアを持っている人がいても絶対に発言しようとは思いませんから。
そこは大きく外れていなければ一旦受け止めて、「こういう意見が出ました、この意見に対してでもいいですし、他の切り口でも発言があれば」とすれば、一番初めの意見をベースにもでき、「これってどういう前提なんですか?」とか「ちょっと似てるんですけど。」とか会話に弾みも付きやすいです。
周りの人って結構良く見ているもので、上手に盛り上げたりすると「名ファシリエーターやな」とか言ってきたりするので、やっぱ出来る人は見てるなぁと感心したりします。
始めはお固くならず、量で勝負が吉です!