やりぬく力
過去からいくつかの部署を異動して、色々な仕事に携わってきましたが、
「これは完全に身に付いた。1から立ち上げろと言われても成果まで出せる自信がある!」
という仕事もあれば
「これはなんとなくの流れしか分からないんだよねー。詳しい人のヘルプがないと完成度の低いものしかできないなー」
という仕事もあると思います。
この差っていったいなんなんだろう?
仕事の難易度?
確かにそれもあると思います。
難易度が高いとなかなか習得するのに時間がかかってしまうので。
でもそれだけじゃないんですよね。
難しい仕事だってキッチリ落とし込めてるのもあるし。
じゃー習得した時期?若い頃のほうがよく覚えてる?いや逆か、最近のほうが記憶に新しい?
んー、でもこれも一概には言えないんですよねー。
昔のでも最近のでも覚えてないものもあれば、さっさとできてしまうものもあるし。
で、考えた結論が、「任された仕事をやりきっているか」です。
スケジュール作成からメンバー構成までプロジェクトの開始から中核となって携わり、問題が起これば他人任せにせず自分事として捉え自らが中心となって課題解決にあたり、理解が浅いなと感じる部分があれば流して進まずに、時間をかけてでも徹底的に調べ上げて自分の知識として落とし込む。
始めは時間がかかるかもしれませんが、ここまで自分のものとすることができれば、時間が経ってからも容易に引き出すことができますし、同様の案件が来た場合には過去よりも短い時間で同様もしくはそれ以上の成果を出すことができます。
スケジュールやメンバー構成を自分で考えて実践しているので、どれくらいの時間がかかってどれくらいのリソースが必要なのかは把握できています。
知識は流さずに調べきって自分のものとし基本や軸になる部分を抑えているので、同様の案件があってもあとは枝葉の部分が変わるだけ。プロジェクトをキッチリ進めることができます。
問題や課題解決も同様。
人に任せずに自分で乗り越えているので、いくらでも応用をきかせることができます。
これって自分自身に対してだけでなく、部下に対しても同じなんですよね。
プロジェクト全体を任せるのはまだ早いと感じていたとしても、その中で起こる課題や問題解決は最後までやりきらせてみる。
あなたは流れはしっかり抑さえつつも直接処理をするのを我慢して、
「〇〇のやり方については△△さんが詳しいから確認してから進めて」
「□□への影響については※※さんに問題ない確認して」
「よし、じゃあ結果を確かめてみて」
とうまい事フォローをし続けてあげて、やらせきる。
で部下がやり切れたら
「おお!やり切れた!これは成果やね!」
とやり切れた事を自覚させてあげる。
そうすると部下自身にも課題解決をやり切れた自信がつきます。
更には自分には粘り強さという長所があると気づきや目覚めがあるかもしれません。
やりぬく力、大事だと思います!