労働力の確保
解決しなければいけない課題の一つだ。
では何が一体課題なのだろうか?
高齢者が増えることが問題なのか?
本当に?
では高齢者が増えると何が問題になるのか?
???
実は、高齢者が増えること自体は問題ではない。
生産労働人口に対して非生産労働人口の割合が増えることが問題なのだ。
では何が問題なのだろうか?
今の年金制度は、バリバリ働いている生産労働世代が高齢者がもらう年金を稼いで支えているような仕組みになっている。
今までの経済の高度成長期においては生産労働人口に対して年金を受けておる人口が少なかった為、多くの人数で少数の人数を支えるような構図となっていたが、今は現在進行形で、支える人数に対して支えられる人数の割合がどんどん高くなっているのだ。
例えば、今までは10人で3人を支えていたのが、これからは8人で4人を、もっと先では6人で5人をといった具合だ。
そうするとどうなるか?
高齢者に払われる年金の原資がどんどん少なくなっていく。
解決方法は?
普通に考えると払う額を減らすか徴収する額を増やすかのどちらしかない。
本当にそう?
いやいや、もっといい手がある。
年金の受給開始時期を引き上げればいいのだ。
そうすれば払わないのでそもそも原資が減らない。
「70歳まで安心して働ける社会に・・・」
こんなキャッチフレーズをどこかで見かけた気がするが、まさにこのこと。
年金の原資がないんだ、まだまだ働けるうちは働いて、自分の食い扶持は確保してね。だって、まだまだ元気でしょ?
年金があてにならない、では個人としてどのような準備をしていけばいいのか?この辺のところは話が細かくなるので別途書きたいと思う。
うーん、高齢者が増えるのは分かった。
では、生産労働人口を増やせばいいのでは?
政府も出生率を上げようとしているし、子供の数も増えれば解決でしょう?
確かに出生率が改善すると子供の数は増える。
が、母数が少ないと出生率が0.1%とか0.2%とか改善しても絶対数は大して変わらない。
根本的な解決にはならないのだ。
ではどうすればよいのか?
母数×改善率=絶対 なのであるから、母数を増やすしかない。
母数を増やすには?
移民の受け入れだろう。
自国民だけで仲良く衰退していくのか、外国からの移民を受け入れることで世界中から優秀な人間を受け入れる門を開き、世界と勝負していく。
どちらが明るい未来であるかは一目瞭然であると思う。