口腔ケア
歯医者っていやですよね。
あの匂いと、あの歯を削る音を聞くだけで、身の毛がよだつような気がします。
私の場合、年に一度くらい、定期診断で歯医者に通い、行くたびに虫歯が見つかり、治療をして、銀歯を埋める、この繰り返しでした。
まぁ、でも、大人になってからは麻酔をすれば、そこまで痛くなかったので、年に1回の行事かなくらいに考えていました。
ある時、「そんな毎年毎年行かなくてもいいんのでは・・・?!」と思い、一回定期検診をスキップしたことがあります。
1回スキップしてしまうと、定期検診の連絡も来なくなってしまうので、それ以来数年間歯医者へ行かなくなってしまいました。
ただ、その間、歯が全く痛くならなかったので、
「なんや、全然平気やん」
と高をくくっていました。
しばらくはよかったのですが、世の中そんなに甘くない。
ある時飲み物が歯にしみるようになりました。
知覚過敏?!とも思ったのですが、冷たいもの以外もしみるので、「虫歯だな。。」ついに歯医者へ行くことに。
歯医者へ行くと、案の定、
「虫歯ですね」と。
しかもかなり深いらしく、どんどん、どんどん、削っていく。
麻酔のおかげで全く気にしていなかったのですが、ある程度削った段階で、
「あああ!残念。神経まで行っていました」と歯医者さん。
「え?何神経って?」
っと呆けていると、虫歯が進行すると初めのうちは表面だけ削って悪いところを取り除けばよいのですが、虫歯が神経まで至っていると、麻酔が切れると痛くて何も食べれれなくなるので、歯の神経を抜かなければならなくなる、と。
さらには神経がない歯は栄養が行き届くなり徐々に弱くなっていくので、かなり小さく削って、人口の歯をかぶせることになるのです。
その人口の歯というのが、保険のきく、いわゆる銀歯というやつと、銀歯だとみっともないので白いけど少し耐久度が低いもの(これも保険がききます)。あとは、白くて耐久性の高いもの(これは保険がきかない!)の3つの選択性があります。
私の場合、虫歯の場所が悪く、犬歯近くの歯で、かんだ時にある程度力がかかり、かつ、よく見える場所。なので、銀歯だとみっともないけど、弱いやつだとすぐに割れてしまう。となると選択肢は保険のきかない高級歯しかなく、泣く泣くそれを買うことになり、歯医者の値段とは到底思えないほどの出費をしました。
それ以降、非常に口腔ケアに気を遣うようになり、3か月から半年に一度は定期的に見てもらうようになりました。
あとは虫歯より怖いものが歯槽膿漏らしく、虫歯は最悪神経までやられても、金をかければ歯の根元は残りますが、歯槽膿漏は歯を根っこからやられてしまうとのことで、歯医者としては、そちらの方に気を使ってほしいと教えてくれました。
道具としては、歯ブラシは、なるべくヘッドの小さいもの、歯の固さは普通よりか固め、歯ブラシの通らないところは歯間ブラシで対応、これが家庭での対応になるとのことでした。
結構出費が大きかったのと、歯槽膿漏で相当脅されたので、日に一度は、丁寧に磨くようになりました。そのおかげもあってか、神経を抜いて以来、1度も虫歯にはなったことがありません。
健康管理はビジネスマンの基本とはよく言いますが、風邪をひかない、けがをしない、だけではなく、口腔ケアも長い目で見ると、しっかり対応した方がよいと思い知らされました。