感情をコントロールする技術を身につける
昔読んだ本の内容からです。
仕事をする際には理性的であり、感情的になってはいけない、、
よく言われることではある。
でもやっぱり、仕事をするのは人ですし、一緒に仕事をする相手も人なので、感情抜けでは語れないものだと思います。
「同僚やメンバーから感謝された」となれば、うれしいですし、
「上司に認められた」となれば、誇らしいでしょう。
きっと、よしもっと頑張るぞ!とポジティブな気分になり、以前よりも熱心に仕事に取り組むようになると思います。
逆に、「上司から理不尽なことを言われた」「メンバーともめて口論になった」「何度指摘しても直らない部下の行動」など、ネガティブなことがあれば、気分は悪いし、仕事に対するやる気もうせてしまします。
そして、「早く忘れなきゃ」、「気持ちを切り替えきゃ」と思い出したり意識するほどネガティブな感情がわいてきて、さらに気分が落ち込んでいく。
こんな気持ちを「気合でこらえる」「思い出さないようにする」「不安にならないようにする」ことにより、ネガティブな感情を出さないことや、無理やりポジティブに「プラス思考」に変えることによって、マイナスの思考を抑え込む方法もあります。
ただ、頭ではわかっていても、なかなか思うようにはいかず、どうしても悪いことを思い出して、ぐったりとネガティブな気分になってしまうことは、皆さんも経験があると思います。
この本で書かれていたことは、そうのようなネガティブ感情を無理やり抑え込むのではなく、適切にコントロールすることが大切であるとされています。
怒りを感じたら上手に怒り、怒らなくていいことは起こらなくてもよいよいにする。
不安を感じたらうまく不安がり、不安にならなくてもいいことは不安にならなずにすむようにする、ということです。
概要だけをお伝えすると、
①まずは、感情の動きに気が付くこと。あー、俺は怒っているんだな。と客観的に自分の感情に気が付いてあげること。
②そして、ネガティブな感情を受け入れてあげること。俺は怒っているけれど、これは怒ってOKである。と自分の感情を受け入れてあげること。
③次に、そのネガティブな感情を鎮めること。これはなかなか難しそうだが、思い出のある曲を聴いたり、ゲン担ぎではないけどいつもうまいくおまじないをしたり、信頼できる人に話を聞いてもらうことで、マイナスの感情を鎮められる。
④切り替える、感情のスイッチを見つけて気持ちを楽にする、感情が反応したことには必ず意味があるので、感情が反応した理由「なるほど、本当は俺はこうしたかったんだな。そうできなかったからネガティブな気分なんだな」と納得ができると、気持ちを切り替えるきっかけとなる。
⑤そして、ネガティブな感情を次へと活かす。同じ事象でもポジティブにとらえられる人とネガティブにとらえてしまう人がいる。すでに起こってしまったことをないことにはできないが、出来事にポジティブな意味をつけることならできる。
マイナスの感情を原動力に変える能力は、ビジネスマンにとって大切な能力になる、ということです。