誤った感情の切り替え方法
感情を切り替えようとすると、「怒っちゃいけない、怒っちゃいけない・・・」、「ここは我慢だ、我慢。。。」、「忘れよう、忘れたい、思い出さないようにしよう。。」と、しないようにしようとしてしまいがちだが、これはなかなか難しい。
人間どうしても「やっちゃいけない!」と否定すると、頭にこべりついてしまうものです。脳は否定形をうまく理解できないようにできているので、「不安になっちゃいけない」と思っても、印象に残ってしまうのは「不安になる」とう言葉になってしまいます。
感情をうまく扱いたい場合は、肯定的な表現で考えます。
例えば、
「怒っちゃいけない、怒っちゃいけない」→「穏やかな気持ちでいよう」
「不安になっちゃいけない」→「安心な気持ちでいよう」
こうすると、穏やか、安心、という言葉が意識に残るようになります。
また、プラス思考で乗り越える方法もよく聞くやり方ではありますが、プラス思考で乗り越えられる場合は、そこまで感情的になっていない段階であり、「どうしよぉぉぉぉ」と極度に不安な気持ちにさいなまれいたり、「もう、だめだ。。。。」と深ーく落ち込んでいる場合には、なかなかプラスの気持ちへ切り替えるのは難しいと思います。ネガティブな感情をなかったことにすることなできないからです。
すでに感じている怒りや不満、不安などは、自分がなかったことにしよう、と思ってもなかなかできるものではなく、無理やりプラス思考にするのは苦しい方法になってきます。
仕事に感情を持ち込まない、というのが今までの仕事観であると思います。
しかし人がかかわっている以上、仕事上のトラブルや悩み、やる気も、結局は感情有木です。トラブルやクレーム処理の際にはどうしても感情的になりやすいですし、仕事がつまらないと、このままここで働き続けていていいのかなぁ。。と不安な気持ちになると思います。
仕事の根本が感情なのであれば、感情をうまく切り替え制御することができれば、仕事も上手に回せることに繋がる、関係は非常に深いものになります。