仕事のできるビジネスマンになる為にやるべき事

たくさんの方々と仕事をさせてもらっています.「この人スゴイ、なんて仕事ができるんだ!」と思える人もいれば、「なんだか残念だぁ」という人もお見かけします。そんな色々な人たちがいる中で、自分なりに仕事ができる人たちの共通点を洗い出してみました。皆さんの今後の仕事人生のお役にたてれば嬉しいです。

戦略の本質とは

目標を達成するには戦略が必要であり・・・

当社は3つの基本戦略を基に・・・

 

戦略という言葉はよく聞けど、その中身っていったいなんなんだろう?

で、調べてみた。

 

まず、戦略を語るにはビジネスヒエラルキーを理解する必要がある。

<ビジネスヒエラルキー>

↑上位

1.理念

2.目標

3.戦略 ⇒ココ!!

4.計画

5.管理

6.業務

↓下位

 

戦略は上位階層の理念や目標を実現させるために存在する。(1と2ね。)

また、下位階層の計画、管理、業務を規定する。(4から6ね。)

意思決定の統合ルール、それが戦略である。

 

そして意思決定とは経営資源の再配分を行う事であり、適正に経営資源を配分することが戦略の本質となる。

 

適正に経営資源を配分する意思決定を行って、理念や目標を達成させるためのものが戦略ってことかな。

 

じゃー、理想的な戦略の建て付けってどんなもの?

 

戦略には3つの大きなステージがある。

1つ目のステージが、ビジョン実現のための意思決定統合ルール。ここでは、大きな基本方針、事業推進上の特徴(コンセプト)、計画/管理/業務を規定する。

2つ目のステージが、常に勝つための明確な特徴づけ。ここでは、競争優位性、差別的優位性、特徴のベクトルを定める。

3つ目は、Focus&Deep。ここでは、見切り、絞り込み、深耕を行う。

 

えーと、まずは方針を決めて、次に優位性のある特徴を定めて、集中と選択を行うってことやね。

 

次の疑問としては、どういう手順で、どうやって戦略って作るの?

 

1.まずは環境分析を行う。マクロ、業界、社内のデータを収集分析し、仮説を立てる。

 

2.戦略目標の設定を行う。戦略目標は、戦略理念(基本戦略を規定する理念)、定量目標(売上や営業利益、シェアなど数値化できる目標)、定性目標(ブランドイメージ、市場での位置づけなど、数値化しにくい目標)の3つで構成される。

 

戦略目標を設定するときの留意点としては、

a.環境変化の分析をやること(時代は変わるし環境も変化する、技術は進歩する。)

b.論理的なシナリオを立てる事(時代に逆らわず強みを活かす!)

c.経営資源を客観化する事(Amazonを抜くぞ!とか、夢物語にならないように。。)

d.ストレッチは必要(高い志!)

e.今の延長だけでなく変革も(既存だけではいずれ消える。。)

f.トップだけでやらない(社員がついてきません、はい。)

g.成功と失敗は内省する(内省と行動の繰り返しですね!)

 

3.戦略体系の構築を行う。まず、競合や同業を参考に戦略の分析を実施。次に3~5個の基本戦略案を作成し、一つに絞り込む。最後に基本戦略をブレイクし個別戦略まで落とし込む。

 

あとは計画以下なのでサラッと行きますが、戦略の計画への落とし込み、計画を目標管理まで落とし込み、事業収支のシュミレーションの実施、マイルストーンの設定とシナリオの修正、となります。

 

こうしてみてみると、戦略って結構重要な気がします。

理念って結構フワッとしたものがおおくて、

「ものづくりで明日を拓く」

とか

「ITで豊かな未来を」

とか。

いいと思うんです、理念ですから。

 

目標も「業界No.1企業を目指す!」とか、理念が少しハッキリとしたレベルで、「で、どうやってやんの?」がないと、進まないんですよね。

 

ほんで、この「で、どうやってやんの?」の方針が戦略なんですよね。

戦略次第で資源を突っ込む分野も決まるわけですし。

 

定義は理念や目標を達成するために適正な経営資源の分配を行う。

建て付けは方針を決めて優位性のある特徴を定めて集中と選択を行う。

作り方は、環境分析の実施、戦略目標の設定、戦略体系の構築。

 

自分の会社バージョンを考えてみたいと思います。