ニュースを鵜呑みにせず自分の頭でも考える
テレビで殺人事件のニュースが流れていました。
凶悪なニュースだったので「最近怖い事件が多いなぁ。。」という感覚になりました。
そこで一緒にニュースを見ていた人が、
「昔に比べて殺人事件が増えたよねー」
と言ったのです。
その時なに違和感を感じました。
確かにニュースで流れていたのは凶悪な殺人事件。
そして最近その手のニュースや報道をよく目にすることも事実。
でも、本当に昔に比べて件数が増えているの?
なんかイメージだけで言ってない?
と、思ったので調べてみました。
結果は激減していました。
1975年からから2005年までで比べると殺人の志望者は約1200人から約500人と半分以下に減っています。
凶悪な殺人事件同様に心を痛める事件が、親による子殺し。
この手のニュースが流れた時も「最近の親はどうかしている、昔は子供を大切にしていたものだ」なんて言っちゃう人もいそうなので、これも調べていみました。
子殺しの数も激減です。
1歳未満の赤ちゃん殺しの件数は1975年か2005年までの間に約200人から30人にまで激減していました。
このあたりの背景は、想像にはなってしまいますが、昔は子供の数が多かったこともあるのかと思います。5人も6人も子供のいる家庭もあったので、病気や事故で無くなることもあり、今よりも子供が死ぬというケースは多かったのではないでしょうか。
続いて調べてみると、殺人件数が減っている反面、自殺者は増えている。
これはどういう社会的な背景があるのだろう?
日本だけかな?
パッと思いつくのは平均寿命が長くなる半面、何かしらの病気を抱えている方も増えているかと思われ、そこが一因?
あとは、高齢者の犯罪が増えている。
高齢化社会やから絶対数が増えているのも一因かな。
先進国では高齢化は進んでいるから、他の国でも同じような傾向にあるのだろうか?
等々、「なんでこうなってるんやろう?」とか「で、どうなの?」が頭をよぎると、色々と流れている情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考え、背景や原因なんかを掴むのに役立つかも。
ヤッパリ仕事においても他の人が言っていることを考えもせずに信じ込んじゃうと「え?そういう意味だったの?!」と後からどんでん返しを喰らうこともあるので、しっかりと情報は自分で確認してそれが何を意味しているのかも自分の頭で考えてみたいところ。
〇〇さんがそう言ってました。。ではあまりにも情けないですよね。