なぜ、ゴルフで使えるクラブは14本?
ゴルフのルールでは1ラウンドで使えるクラブの本数上限はパターを含めて14までと決められています。
でも昔、本当は13本に決まりかけていたという逸話があります。
でも昔、本当は13本に決まりかけていたという逸話があります。
本数を制限するルールが生まれたのはスコットランドのキャディが組織する労働組合からのクレームが発端でした。本数規制がなかったころ、何十本というクラブでラウンドするゴルファーも多く、なかにはリヤカーの上にクラブを詰め込んだ樽を乗せ、それをキャディに引かせるゴルファーまでいたそうです。
それを運ばされるキャディたちは「これじゃぁ身がもたん!」とクレームになり、改善の申し出がR&Aに届けられました(ちなみにR&AはRoyal and Acient Golf Club of St Andrewsの略。ゴルフの総本山セントアンドリュースにあるゴルフクラブの名称)。
R&Aで協議を重ねた結果、「1ラウンドに必要なクラブの本数は13本である」という答えが導き出されたのです。そしてその決議が採択されようとしたその瞬間、ひとりの理事がこう言いました。
「ゲン担ぎをすることの多い我々ゴルファーにとって13という数字はあまりにも不吉ではないか。この際1本増やして14本にしてはどうか」。
冗談のような話ですが、この発言に全員が納得したそうです。こうしてクラブの上限は14本と決まったのです。。。