商品の値段構成を考えてみる
この商品ってなんでこの値段なんだろう?
とか、
なんでこの商品こんなに高いねん?!
とか、
モノの値段について考えた事ってありませんか?
車とかテレビとか、実際にブツがあるものって、比較的想像しやすく、部品代とか作っている人代とか、そんなのの合計が値段を作り上げてるのかなーって思えます。
そういった場合、よく言う、「安かろう悪かろう」って言葉もあまり違和感がなく、ちゃっちい素材で素人が作ってるからえらい安い、でもすぐ壊れる、ってケースも容易に想像できます。
過去の経験では100均で買ったモップ、見るからにちゃちそうで、使い勝手も悪そうだけど、まぁ100円やしいっかーとご購入。3日後壊れる。。
いくらなんでもひどすぎるやろぉぉ。。と、モップの日本メーカーのを1000円くらいやったかな?でご購入。10年以上たった今もご健在です。
これはあくまでモノの中でもブツがあるもの、目に見えて形のあるものです。
じゃー無形のものってどうなんだろう?
その商品の価値を形成しているものってなんなんだろう?
んー、保険商品とか金融商品。
保険ってそもそも、起こる可能性は極めて低いけど多額の損失を発生させるような事態に備えて、多くの人で少額の積み立てを行い、それに備えるものですよね。
多額の損失を伴う事態が発生する確率が10,000人に1人。
10,000人から10,000円集めれば100万円。
そしてその100万円は事態が発生した人に支払われる。
ってな仕組みですよね。
ということは、どの保険会社が扱っても同等程度の値段とサービスになるはずなのに、大手は高くてネットは安いのはなんで?
大手保険会社の言い訳としては、サービスが充実してます!とか、アフターフォローもバッチリです!とか、挙句の果てには社歴の重みとか。
アフターフォロー含めてサービスは同じレベルのはずなので、いったい何がそんなに値段の差に表れるのだろう?
ここで保険商品の原価について分解をしてみましょう。
一つは仕組み的にさっきの例で言うと10,000人に一人の為の積み立て分。
一つはここで商品の説明をしてくれている営業さんの人件費。
一つはテレビでよく見る俳優さんの宣伝広告費。
本来保険の原価構成は一つ目の積み立て分のみであるはずなのに、保険で飯を食っている人たちに払われるお金や、テレビで保険の宣伝をしている俳優さんたちのコストがはいってしまっているんですよね。それで保険料が膨らんでしまうわけです、保険の内容はほとんど一緒なのに。。
金融商品はどうでしょう?
自分で株やら債権を買えばかかるコストは事務手数料程度です。
これが投資信託やファンドオブファンズなんかだとどうなんでしょう?
プロに任せられるから安心です!なんて謳い文句で近寄ってきますけど、これって本当?っていうかあなたたちのメリットって何?って。
いやいやもちろんメリットがあるから金融商品を進めてくるわけで。
投資信託なんて販売手数料で5%、信託報酬量で年2,3%とるような恐ろしいところもたくさんあります。
え?数%くらいよくね?そう考えたあなた!
数%のパフォーマンスを出すのって相当大変ですよ。
しかも5+3%やと初年度で8%出す必要がある。
証券会社が儲かるわけです、彼らの給料が高いわけです。
しかも特色のある商品で個人じゃ買えないようなものを扱ってるならまだ納得感はありますが、普通に日本株で誰もが買えるようなものを時価総額に合わせてバランスします♪なんてふざけたものもあり。。そんなん誰でもできるし、それで金取るなよって!
すみません、、、ちょっと熱くなってしまいましたが、
「この値段ってどういう構成なんだろう」
って考える事って、仕事でもプライベートでも大切なことだと思います。
仕事でも、特に企画~成果物までまとめて発注をするときは、一式で請求されることもあるかと思いますが、
「明細下さい」
って突っ込んでみるもの面白いかもですね。
なにになんぼかかっとんねん、って知りたくなってきました?!